定年退職や再婚を機に、地域との関わり方が大きく変わったというご家庭も多いのではないでしょうか。
かつて仕事一筋で地域と関われなかった夫と、みんなでイベントを作り上げる達成感が大好きな私。
62歳で再婚してから7年間、フルタイムの仕事を続けつつ、できる範囲で自治会のお手伝いを続けてきました。
70歳になり、膝の痛みを感じる身体を押して参加した今年の夏祭り。
朝7時のテント張りから始まり、猛暑の中で焼き上げた350食の焼きそば。
大変な準備の裏で見えてきたのは、物価高に悩む役員さんの苦労と、持病を抱えながらもNISAや株で未来に備えるパワフルな70代・80代の姿でした。
来年の引っ越しを控え、今年で最後となる夏祭りの奮闘記をお届けします。

夫の「罪滅ぼし」から始まった我が家の自治会ライフ
船乗りとして海の上で働き、45歳で離婚してから高校生の娘と2人暮らしをしていた夫。
当時は仕事の性質上、自治会の手伝いなどできるはずもありませんでした。
そんな夫が60歳で定年を迎えた後、2年間自治会の班長を引き受けたのは「今までの罪滅ぼし」だったそうです。
社交的ではない性格を知っているからこそ、当時の夫の奮闘ぶりには頭が下がります。
私たちが再婚したのは夫が62歳のとき。私はもともとイベントをみんなで作り上げる達成感が大好きで、地域の活動が苦になりません。
フルタイムで働きながらも「自分にできること」を探し、気づけば7年間お手伝いを続けていました。
何十年も地域を支え続ける役員さんたちの背中を見ながら、その準備の大変さとありがたみを実感する日々でした。
物価高に負けない!熱気あふれる合同夏祭り
私たちの街の夏祭りは、1丁目から3丁目までが合同で開催する大イベントです。
こども神輿、迫力ある和太鼓、ヒップホップダンス、やぐらを囲む盆踊り。商品券が当たる抽選会は大盛況で、街中が笑顔で包まれます。
しかし、ひと月前の全体説明会で耳にしたのは、近年の物価高による制限の多さでした。
規模を縮小せざるを得ない葛藤のなかで、役員さんたちが知恵を絞って準備を進めてくれている姿には本当に頭が下がります。
朝7時の設営と、汗だくの焼きそば350食
当日の朝は7時からスタート。
すでに厳しい暑さのなか、50人ほどの住民が集まってテントを張り、パイプ椅子を並べます。
膝の痛む70歳の私でも、できる作業があることにホッとしながら手を動かしました。
私より高齢の方々も汗を流し、男性陣の力強さに助けられながら、2時間ほどで会場が完成しました。
午後、再び集合して始まった本番。
私の担当は今年も「焼きそば」です。 鉄板の熱気と気温で汗はダラダラ。それでもフランクフルトと一緒に次々と焼き上げ、見事に350食が完売しました。
熱気の中でいただいた冷たいビールは、何物にも代えがたい美味しさでした。
パワフルな先輩たちから学ぶ「人生100年時代」
翌朝7時からの片付けを終えた後は、来年へ向けた反省会です。
活発な意見交換のあとの雑談で、70代・80代の先輩たちのバイタリティに改めて圧倒されました。
- 年金をもらいながら現役で仕事をしている
- 持病を感じさせない明るさと元気
- インフレ対策として株やNISAをしっかり運用している
「一番の悩みは、自分が何歳まで生きられるか分からないこと。でも、事前に分かるのも嫌よね」と笑い合う先輩たち。
先の見えない時代を軽やかに、たくましく楽しむ姿に大きな勇気をもらいました。
最後のお手伝いへ
来年には引っ越しを控えているため、この街での自治会のお手伝いは今年で一区切りとなります。
長年関わってきた場所を離れる寂しさはありますが、次は秋に開催される「親睦会」。
これまでお世話になった地域への感謝を込めて、最後まで笑顔で楽しんで手伝いたいと思います。
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