70歳という節目の年齢を迎えた今、ふとこれまでの人生の道のりを振り返ることがあります。
平坦な道ばかりではなく、むしろ山あり谷あり、全力で駆け抜けてきた70年間でした。
もしもタイムマシンがあって、過去の自分に会いに行けるとしたら——。
あなたなら、何歳の自分にどんな言葉をかけますか?
今の私なら、迷わず10代と20代の私のところへ飛んでいき、胸ぐらを掴むくらいの勢いで伝えたいことが3つあります。
それは「学校の勉強」「結婚相手の選び方」、そして人生で最も痛感した「お金の知識」についてです。
若い頃には見えていなかったこと、歳を重ねて、失敗や苦労を重ねたからこそ身に染みてわかる「人生のリアルな教訓」。
私のちょっぴりほろ苦い経験が、今まさに人生の岐路に立っている方や、これからの生き方を考えている方の何かのヒントになれば嬉しいです。

10代の私へ:「もっと勉強して!」あんなに時間はあったのに…
10代の頃の私に一番言いたいのは、とにかく「もっと勉強しておきなさい!」ということです。
当時、本当に行きたかった高校は少し離れた場所にあり、自転車通学ができない地区でした。
両親からは「3年間の電車定期代を払うのは大変だから、自転車で通える地元の高校に行ってほしい」と頼まれました。 家計のことを思えば、それは想定内の言葉でした。
地
元の高校は、必死に机に向かわなくても入れるレベル。 「なんだ、じゃあ勉強はそこそこでいいんだ」 そう思ってしまった私は、すっかり勉強をしなくなってしまったのです。
でも、大人になってから痛感しました。
「あの高校に行くにしても、もっとしっかり勉強しておけばよかった」と。 大人になると、学生時代のようにまとまった時間を勉強に使えることなんて滅多にありません。
知らないことが多すぎる自分に直面するたび、あの有り余っていた時間が本当に惜しくなります。
学ぶ習慣は、若いうちに身につけておくべき一生の財産でした。
20代の私へ:「大好き」だけで突っ走らないで!周りの声を聞く勇気
20代の私に言いたいのは、「結婚相手は、一歩引いて慎重に選びなさい!」です。
20歳の頃、私は一目惚れした相手と恋に落ちました。 「大好きで大好きでたまらない!」という情熱のまま、両親や親友の猛反対を押し切ってゴールイン。
けれど、結婚生活は「好き」という感情だけで乗り切れるほど甘くはありませんでした。
結局、2人の娘を抱えて6年後に離婚。シングルマザーとしての険しい道を歩むことになりました。
大好きな人と結婚したこと自体は、もし選ばなかったら後悔していたかもしれないので全否定はしません。
けれど、周りの客観的な意見に少しでも耳を傾け、冷静に相手を見極める冷静さがあれば…と思わずにはいられません。恋に盲目になっている時こそ、一歩引く勇気が必要でした。
人生で一番大事なこと:倒れる前に「お金の勉強」をしなさい
そして、過去の自分へ最も強く、声を大にして言いたいのが「お金の勉強を本気でしなさい!!」ということです。
離婚を決意したあの時、私にお金の知識があれば、その後の生き方は全く違っていたはずです。
お金の「貯め方」「稼ぎ方」「増やし方」を何一つ知らなかった私は、ただひたすら自分の体を削って働くしかありませんでした。
- 倒れるまで働き詰めの日々
- 胃潰瘍で4回も入院し、娘たちに心配をかける毎日
- バブルという好景気の時代を駆け抜けたのに、手元にはまともな貯金が残らない現実
さらにお金の「守り方」すら知らなかった私は、知り合いに頼まれて借金の保証人になり、そのまま逃げられて借金を背負うという痛恨の失敗まで経験しました。
知識がないということは、人生においてこれほどまでに無防備で、危険なことなのだと身をもって知りました。
70代のいま思うこと。これからの暮らしと楽しみ
70歳になった今、身体のあちこちに不調が出たり、体力の衰えをヒシヒシと感じる日々です。
若い頃のように「がむしゃらに働いて取り戻す」ということはもうできません。
だからこそ今の私は、「頂く年金の範囲で赤字を出さずに暮らすこと」、そして「予算の中でささやかな楽しみを見つけて味わうこと」を一番大切にしています。
昔の私へ。 学校の勉強も、そして何より生きていくためのお金の勉強も、本当にしっかりやっておくんだよ!
失敗だらけの人生だったかもしれないけれど、その教訓を胸に、今の私は穏やかに、一日一日を大切に暮らしています。
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