【60代の免許返納体験談】維持費月4万が浮いた!バス割引の活用法と夫婦で車を手放すまでのリアル

3回目の結婚生活

「まだ運転できるかもしれない」「車がないと不便になるのでは…」と、運転免許の返納に迷っていませんか?

私は68歳のとき、10年間のペーパードライバー生活と右足のケガを理由に運転免許証を自主返納しました。

当時、夫は闘病中で右腕が動かなくなっていましたが、それでも最後までハンドルを握る夢を諦めきれずにいました。

車を手放すと、毎月かかっていた約4万円もの維持費がなくなり、バスの割引特典など思わぬメリットもたくさんありました。

もちろん買い物の工夫など多少の不便さはありますが、工夫次第で暮らしはぐっとシンプルで豊かになります。

この記事では、我が家が夫婦で車を手放すまでの葛藤と、実際に返納して分かったリアルなお金事情・生活の知恵を率直にお伝えします。

ペーパードライバー歴10年、68歳で決断した免許返納

私が免許を返納したのは2年前の8月、68歳のときでした。

過去の交通事故で右足を3回手術しており、痛みが残っていたため10年ほど運転していませんでした。

当時、夫は癌を患い右腕が動かなくなっていましたが、「私の運転は不安だから」と運転を頼まれることはありませんでした。通院が必要な状況ではありましたが、危険を避けるために私は一足先に返納を決めました。

夫にも返納を勧めましたが、「いつか癌が治って、また運転できるかもしれない」と車庫に車を残し、免許も手元に置き続けていました。

月5万円の車代が浮いた!返納で分かった金銭的メリット

車は便利ですが、維持費がかさみます。

  • ガソリン代・自動車税・車検代
  • 任意保険料・メンテナンス用品

我が家の場合、月平均で約4万円かかっていました。夫も「金食い虫だな」とこぼしていたほどです。手放したことで浮いたお金は、夫の治療費へと充てることができました。

さらに、ホームセンター勤務の通勤でバスを使うようになり、返納者向けの割引制度を知りました。

バス代が半額になったため会社へ交通費の減額申請を出すと、副店長に驚かれたほどです。

地域の「セーフティーパス」などを活用してからは、格安で銭湯へ通えるようになり、ちょっとした乗り放題気分でお得な生活を楽しめるようになりました。

車なし生活の工夫|重い荷物は「通販」と「手持ちカゴ」で対策

車がなくなって唯一困ったのは、重い買い物です。バス停から自宅までは徒歩のため、以下の工夫で乗り切っています。

  • お米・洗剤・調味料などの重い日用品は通販を利用
  • スーパーではカートを使わず、手持ちカゴで重さを確認しながら買い物

工夫さえすれば、日々の買い出しも無理なく続けられます。

「俺の車人生が終わった」夫が手放した日

夫は病状が進み、車自体は先に売却したものの、「腕が動くようになったら買い直す」と免許だけは持ち続けていました。

余命宣告を受けてからも手放せずにいましたが、亡くなる数ヶ月前、ようやく自ら警察署へ向かいました。

窓口で「本当に運転できなくなりますが、いいですね?」と何度も念を押され、夫は覚悟を決めたように返事を重ねていました。

手続きを終えた帰り道、「あ〜、これで俺の車人生が終わった…」とつぶやいた横顔は今でも忘れられません。

亡くなる1ヶ月前まで一人で買い物に出かけていた夫は、晩年「もっと早く返納すれば良かったな」と笑っていました。

車への愛着やこだわりを手放すのは簡単ではありません。ですが、事故の不安をなくし、浮いたお金を今の暮らしに回す選択は、私たち夫婦にとって確かな安心へとつながりました。

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