「腱鞘炎の手術をすればすぐに治る」……そう思っていませんか?
実は、手術はゴールではなく、その後の「リハビリ」こそが、本来の指の動きを取り戻すための大切なプロセスでした。
手術から数日後、私が直面したのは「指が真っ直ぐに伸びない」という現実。
リハビリ担当の先生から見せられた衝撃の光景と、そこから半年間におよぶ地道なリハビリの日々。なぜ指は曲がってしまうのか、どれくらいの期間で痛みは消えるのか。
今回は、私の腱鞘炎手術後のリアルな経過と、同じ悩みを持つあなたへ伝えたい「治癒への希望」を綴ります。今まさに痛みに耐えている方、手術を迷っている方の参考になれば幸いです。

手術はゴールじゃない。リハビリの現実を知った日
手術を終えてホッとしたのも束の間、術後2日目から整形外科でのリハビリ通院が始まりました。
執刀してくださった先生は、地域でも評判の名医。心強いスタートを切れたと安心していた矢先、リハビリ担当の先生から衝撃の事実を告げられます。
手術前、腱鞘炎の痛みで中指の第二関節はすでに「くの字」に曲がっていました。
リハビリの先生は、ご自身も腱鞘炎手術の経験者。「きちんとリハビリをして伸ばさないと、このまま曲がったままになってしまいますよ」と、ご自身の真っ直ぐには伸びない指を見せてくれました。
「生きている証拠だから、動かさないとどんどん固まってしまう」 その言葉の重みに、改めてリハビリの重要性を痛感しました。

「痛い」けれど「激痛ではない」。半年間の挑戦
リハビリは、温めながら少しずつ伸ばしていくというもの。最初は朝起きるたびに中指が「くの字」に曲がっていて落ち込むこともありました。
執刀医の先生からは「やりすぎは禁物(他の指まで腱鞘炎になるリスクがある)」と注意を受けつつ、リハビリの先生には「半年かかるかもしれない」「痛みは1年ほどで消える」と正直な見通しを教えていただきました。
半年間という期間は長く感じましたが、先生の丁寧な説明と、何より「同じ経験をしたからこそ分かる」という優しい眼差しに支えられ、焦らずに向き合うことができました。
病気や怪我を重ねて気づいた「感謝」
振り返れば、これまで何度も病気や怪我をしてきましたが、そのたびに素晴らしい先生方との出会いに恵まれてきました。
今回の執刀医の先生、そして親身になってくれたリハビリの先生。 完璧に真っ直ぐな指を取り戻すまでには時間はかかりましたが、今、こうして当たり前に指を動かせることに感謝しています。
「動かせることは、生きている証」。 この経験を経て、自分の体をもっと大切にしよう、そして自分にも他人にも優しくありたいと強く感じました。
今、腱鞘炎のリハビリで不安を感じている方も多いかもしれません。ですが、正しい治療と少しの根気で、体は必ず応えてくれます。焦らず、ご自身のペースで、一つひとつ改善していきましょう。
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