人生100年時代と言われますが、今年70歳を迎えた私にとって、「1日を無事に終えること」の重みは年々増しています。
先月、最愛の主人を見送り、「主人の分まで生きなきゃ」と自分を奮い立たせる日々。しかし、体は正直です。50代から続く右膝の痛み、そして先日経験した、たった一杯の「白湯」による命の危機。
「私、ここで死ぬの?」
そんな恐怖の淵から生還したとき、心から溢れたのは「あ〜生きてる」という感謝でした。今日は、私のボロボロな(?)右膝との歩みと、九死に一生を得たあの瞬間のことを綴ります。

激痛から始まった、右膝との20年戦争
私の右膝の異変は、57歳の時に突然やってきました。 それはもう、声も出ないほどの激痛。膝に水が溜まったわけでもないのに、なんと13回も水抜き注射を打ちました。後にMRIで判明した原因は「半月板の損傷」。内視鏡手術を受け、ようやく一息ついたと思った矢先のことです。
自転車に乗っていた私を襲ったのは、出会い頭の車でした。 右足の骨折で3ヶ月の入院生活。それ以来、痛みとは切っても切れない「腐れ縁」が続いています。
「杖」は格好悪い?いえ、最高の相棒です!
痛みの強弱に一喜一憂する毎日ですが、本当にきつい時の救世主は、やっぱり「杖」! 以前は少し抵抗もありましたが、使ってみると驚くほど体が楽になります。自分の足だけで頑張りすぎず、頼れるものには頼る。この「おっ!ホント楽だわ〜」という感覚こそ、今の私に必要な知恵なのだと感じています。
一杯の白湯が「死の淵」への入り口に
膝の痛みは付き合っていけますが、先日ばかりは本当に「お迎え」が来たかと思いました。 きっかけは、なんてことのない「白湯」です。
一口飲んだ瞬間、それが変なところ(気管)に入ってしまったのです。 咳が出ない。息が吸えない。吐き出すこともできない。 「ヒー、ヒー」と喉が鳴るだけで、胸を叩いても空気は入ってきません。
「えっ!私、ここで死ぬの?」
目の前が真っ白になり、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりながら、必死にもがきました。 ようやく「げーっ!」と大きな咳が出たとき、少しずつ、少しずつ酸素が肺に届くのを感じました。
1日1日を、主人の分まで大切に
あんなに苦しかったのに、呼吸ができるようになると、不思議と感謝の気持ちが湧いてきました。 「あ〜、助かった。生きてるんだ、私」
先月亡くなった主人は、きっと空の上で「まだこっちに来るのは早いよ」と笑っていたのかもしれません。 膝が痛くても、白湯でむせても(笑)、こうしてブログを書き、今日という日を過ごせている。それだけで十分、幸せなことなんですね。
これからは1日1日を、もっともっと大切に。 主人の分まで、この不自由で愛おしい体と一緒に歩んでいこうと思います。
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