【初盆に想う】62歳で奇跡の再婚。3回目の結婚で知った「やった後悔」より「やらなかった後悔」

3回目の結婚生活

今年、70歳を迎えました。そしてこの夏、4月に癌で旅立った夫の初盆を迎えています。

8年前の夏。62歳だった私は、3回目の結婚をしました。 お相手はなんと、高校時代の同級生で元彼。

「え~⁉ まさかの62歳で⁉」 「それも3回目⁉」 「しかも高校の元彼⁉」

友人、知人、ご近所、親戚……周りは大騒ぎで、まさに賛否両論の嵐でした。

「やめときな」と親身に心配してくれる親友もいれば、「最高やん!」と背中を押してくれる人もいて。

あれから8年。夫を見送った今、当時のワクワクや戸惑い、そして彼と過ごした大切な日々を振り返っています。

62歳で人生の大きな決断をした私のストーリーと、そこから得た人生の教訓をお話しします。

ほんの少しでも、どなたかの参考になれば嬉しいです。

周囲は大混乱!賛否両論だった「62歳の結婚」

「ただ、死ぬまでに一度会って謝りたい」 ただそれだけだったんです。

初恋でもないし、19歳で付き合っていた頃も結婚なんて考えてもいなかった。

それがまさか、結婚することになるなんて……! 一番ビックリしたのは、他の誰でもない私自身でした。

還暦を過ぎての結婚。自分なりに問題の大きさも感じていたし、昔と違って妙に饒舌になった彼の変化も少し気になりました。

でも、時折見せる昔と変わらない優しさ。

そして、同居していた娘夫婦がアメリカへ帰ることになったタイミングも重なり、「渡りに船」のような運命を感じたのです。

当然、周りの反応は様々でした。

  • 高校の先輩や彼の友人:「今回が最後になることを祈っています(笑)」
  • 30年来の友人:「二度あることは三度ある。どうか3度目の離婚がないことを願います!」
  • 前の会社の女性上司:「よくやった‼ 勇気ある決断に拍手喝采👏 大変だろうけど頑張れ‼」

そして、私の性格を一番よく知っている大好きな親友からは、真剣な顔で止められました。

「悪いことは言わんから結婚だけはやめとき。入籍したら後々大変やから、たまに会うだけが楽やで。その年でまた苦労せんでもええ」

実は最初の結婚の時も「あの人とだけはやめとき」と反対してくれた彼女(きっちり6年後に離婚…)。

今回も「やめときな」でした。もし私が逆の立場なら、全く同じアドバイスをしたと思います。「会いたい時だけ会えばいいやん」って。

「倦怠期なしで人生終われるかも」背中を押された言葉

迷いが生じた私に、思いがけないエールをくれたのは、大阪の健康食品店の同世代の店主さんでした。

「62歳で結婚‼ それ最高やで。ええ時期のままの結婚生活やで。うまくいけば倦怠期なしで人生が終われるかもしれへんな。ホンマええなぁ、しっかり頑張りや!」

これには膝を打ちました。確かに一理ある! 2回目の結婚は7年以上ラブラブだった。彼とだったら10年はラブラブでいられるかもしれない。

19歳の時に傷つけたお詫びも兼ねて、目いっぱい愛せばいいじゃないか――そう思えたのです。

40年以上の歳月はお互いを変えています。

でも、18歳の頃の「恋愛ごっこ」のような記憶が残っていて、それがたまらなく楽しい。いきなり老け込んだお互いの顔を見合わせながら、たくさん話して、たくさん笑って老いていけたら最高じゃないか、と。

「未来は変えられる」覚悟を決めた日

もちろん、不安がなかったわけではありません。 「価値観の違いを知ったとき、また落ち込むのかな……」 「これヤバいかも?と思ったことが大当りしたらどうしよう……」

そんな私に、彼は言ってくれました。

「お互いに一歩ずつ歩み寄って問題を解決しよう。養ってもらっているなんて思わなくていい。まず健康。優しさや思いやり、微笑みのある愛情を忘れずに生きよう。周りから『再婚して本当に良かったね』と言ってもらえるようにしよう」

この言葉を聞いて、「これなら安心して暮らしていける」と心から思えました。

何か問題が起きたとしても、それは自分を成長させるチャンス。『人の性格と過去は変えられない』けれど、未来は変えられる

人生、大なり小なり後悔はつきものです。でも―― 「やった後悔」よりも、「やらなかった後悔」の方がずっと大きい。

お互いに頑固になった頭をもみほぐしながら、時には「正義」をぶつけ合う夫婦喧嘩もしながら、やり切った感の中で人生の終焉を迎えたい。そう心に決めました。

こんな老け込んだ62歳の私を引き取ってくれた、ボランティア精神あふれる夫には「ありがとう」の感謝しかありません。

実際に一緒に暮らしてみたら……(途中経過の報告!)

さて、還暦を過ぎて実際に一緒に暮らし始めてみると……

やっぱり、いろんな価値観は話せば話すほど、食い違っていました!(笑)

「あ〜〜神様〜!もっと私の頭を柔軟にして〜!」と叫びたくなる日々の連続。

ラブラブなんて数ヶ月?もあったかな?

「3回目の結婚は倦怠期なしで終わりた〜い」なんて思っていたけれど……待てよ?

思い返せば、私、1回目も2回目の結婚でも「倦怠期」って感じたことがなかったんです。 だとしたら……この3回目の結婚で、人生初の「倦怠期」を体験できるかも⁉

おわりに

彼のあの声を聞いた時の感動、二人で笑い合った空気感。夫が旅立った今も、記憶の中にしっかりと残っています。

感謝の気持ちが薄れそうになった時、私は何度でもこの文章を読み返そうと思います。あのワクワク・ドキドキ感を思い出しながら。

人生何があっても、何歳からでも、選択に遅すぎることはありません。 私の思い込みだらけの人生教訓ですが、ほんの少しでも誰かの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。

私に関わってくれた全ての人達へ、心を込めて。 本当に、ありがとう‼

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