62歳で再婚した相手は、高校時代の同級生。幸せな時間は長くは続きませんでした。
コロナ禍の咽頭癌での入院、闘病生活、やがて余命宣告。
余命宣告からちょうど1年。突然訪れた夫の異変からの呆気ないお別れ。
そしてこれからについて。私の体験をありのままに綴ります。
突然の異変。それは別れの合図だった
余命宣告の一年が経った頃、夫の様子が急変しました。 足が動かなくなり、支離滅裂な言動。脱衣や独り言……。目の前にいるのは、私の知っている夫ではありませんでした。
主治医の言葉は重いものでした。
「もって1、2週間ほどです。早ければ2・3日でしょう。覚悟する時期だと思います」
原因はタバコによる肺機能の低下。二酸化炭素が脳に影響を及ぼし、夢の中にいるような状態だといいます。
決断と入院。家族としての最後の役目
70歳の私には、24時間の自宅介護は限界がありました。 先生の素早い手配で、看取りまでを担ってくれる老人ホームへの入所が決定。
3候補(実用・情報共有重視)
介護タクシー: 4,000円
入院準備金: 12万円
月額費用: 約23万円
決してお安くはない金額ですが、プロの手を借りることは、家族が共倒れしないために必要な決断でした。
義娘との絆と「旅立ちの朝」
夫には聞こえていたのかもしれません。 病室で義娘と話し合った「これから」のこと。私は看取りを終えたら、再婚の条件だった九州へ帰る。夫の死後も彼女が困らないよう、しっかり整えてから去る――。その思いを伝えると、彼女は涙を浮かべて「ありがとう」と言ってくれました。
その翌朝、一本の電話が鳴りました。 入院してわずか3日目。夫は静かに旅立ちました。
葬式はしない。夫の遺言を守る「直葬」
夫の願いは明確でした。
葬式はするな。金は生活の足しにしろ。骨は海に撒いてくれ」
- 直葬プラン: 105,300円
- 火葬料: 10,000円
大好きなタバコとランの花を棺に添え、最後のお別れをしました。
娘ちゃんは、泣きながら点火スイッチを押しました。
火葬を終え、白い骨となった夫を見て感じたのは、「あぁ、私もいつかはこうなるんだ」という、不思議な?言いようもない孤独感と覚悟を覚えました。

おわりに:70代、第二の青春の始まり
明日からは、名義変更や役所関係の手続きで目が回るような忙しさが始まります。 でも、親友が言ってくれました。 「70代は第二の青春の始まりよ!」
悲しみに暮れる暇もないほどやるべきことは多いけれど、今は前を向いて「今」を精一杯生きていこうと思います。
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