70歳、ホームセンターのレジで見つけた「小さな幸せ」とお客様との会話

「いらっしゃいませ!」とレジで声をかける毎日。今年で70歳、ホームセンターで働き始めて7年が経ちました。ただ商品をスキャンして会計をするだけなら、きっとこんなに長くは続いていなかったでしょう。

私にとっての仕事は、お客様との「心を通わせる時間」そのものです。

90歳の元気なおじいちゃんとの会話や、お花を育てるおじいちゃんの素朴な楽しみ、そして同世代の方と共有する「孫愛」トーク。

レジを通すのは商品だけではありません。

お客様の人生の一部を少しだけ分けてもらうことで、私自身の心も毎日ほっこりと温かくなるのです。今日は、そんな私のレジで見つけた「宝物」のような日々の出来事をお話しします。

「90歳、まだまだこれから!」のおじいちゃん

ある日のレジに、笑顔のとても可愛いおじいちゃんがいらっしゃいました。

「お元気そうですね」と声をかけると、「今年90歳やけど、元気やで〜」と茶目っ気たっぷりの答えが。 「まぁ!素晴らしい!」と思わず拍手したくなりました。

「ただ、近頃は歩くのが遅うなったなぁ」と少し寂しげにおっしゃるおじいちゃん。

「90歳で早く歩ける人なんて、そうそういませんよ!」と返すと、「ほんまやな!」と二人で笑い合いました。 最後は「また元気で来てくださいね」「ああ、また来るわ」と約束を。そんな何気ない一言で、お互いの背中が少し軽くなるような気がします。

お花が繋いでくれた、一人の暮らし

また別の日には、お顔に長生きの証をたくさん刻んだ、87歳のおじいちゃんが来店されました。花の肥料や道具を手に取られていたので、思い切ってお聞きしました。 「失礼ですが。おいくつですか?」 「わしか。87歳やで」

聞けば、10年前に奥様を亡くされてから、ずっとお一人でお花を育てているとのこと。

「毎日やることがあって大変やけど、咲いた花見たら癒されるんや」という言葉には、深い重みがありました。 大切に育てられたお花が咲く楽しみ。その心に触れられたことが、私にとっても癒しでした。

孫の話は、万国共通の特効薬

お昼のレジでは、同世代の女性のお客様と意気投合しました。

お花を買われたその方に「しっかり癒されてくださいね」と声をかけると、「ホント癒されるわね〜。あと、孫もね!可愛すぎるわ〜」と満面の笑み。

「同じです!欲しがるものは、ついつい買ってあげちゃいますよね?」と聞くと、「買う!買う!もちろん喜んで買うわ!」と大盛り上がり!

年齢を超えて「孫の話」で心が一つになる瞬間は、本当に楽しくて。でも、孫ってなんであんなに愛しいのでしょうか。

毎日が「心ほっこり」の連続

70歳という年齢は、仕事をするには少しばかり大変なこともあるかもしれません。でも、こうしてレジ越しにお客様の笑顔や温かい言葉に触れるたび、「働いていてよかった」と心から思います。

お客様の日常の中にある、ささやかな喜びを共有させていただく。

そんな毎日は、私にとって何にも代えがたい宝物です。 また明日も、レジでたくさんの方の笑顔にお会いできるのを楽しみにしています。

#3回目の結婚日記#ホームセンターで働く#70歳#セカンドライフ

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