「将来、年金だけで暮らしていけるのだろうか……」
60歳のとき、年金事務所で告げられた私の年金受給額は、わずか月4万円でした。若い頃の苦労や離婚、そして「50歳で命が尽きるかもしれない」という占いへの不安を抱えながら、老後のことなど考える余裕さえなかった私。
しかし、70歳になった今、私の手元に届く年金受給額は月12万円になろうとしています。
この10年、私が諦めずに「どうすれば年金を増やせるのか」を考え抜き、夫の闘病や制度の仕組みを一つずつ紐解いてきた結果です。
特に、年金事務所で教えていただいた「遺族年金と自身の年金の組み合わせ方」は、私の人生を大きく変える転機となりました。
今回は、かつて年金月4万円だった私が、どのようにして現状の安定を手に入れたのか、そして将来のためにブログを始めた理由を、ありのままにお話しします。同じように不安を抱える方の、何かのヒントになれば幸いです。
そして、年金事務所へ相談に行くことをお勧めします。

絶望の60歳、「月4万円」の現実
振り返れば、私の人生はがむしゃらそのものでした。26歳で離婚し、2人の娘を育てるために、資格なし、経験なしの状況からバイトを掛け持ちする日々。正直、児童手当だけが命の綱でした。
当時の私は、手相や姓名判断で「50歳すぎに大きな病気をする」と何度も言われ、実際に幾度もの入退院を繰り返したことで、「私の人生は50年そこそこなのだ」と本気で思い込んでいたのです。
そんな私が60歳になり、初めて年金事務所の扉を叩いたとき、突きつけられた現実は「月4万円」という金額。母が専業主婦で貰っていた金額と変わらない現実に、ただただ呆然としました。
「まだ生きる!」と決めてからの逆転劇
それでも、魔の50代を生き抜き、63歳で3回目の結婚をしたとき、ふと思ったのです。 「あれ、私……案外まだまだ長生きしそうじゃない?」
そう気づいてからは、人生のモードが切り替わりました。自分の老後と真剣に向き合い、「働いて厚生年金を納めよう!」「65歳からは年金を繰下げて受給額を増やそう!」と決意したのです。
フルタイムで働きながら繰下げを行う。いわば「ダブル増額」作戦です。ちょうどその頃、夫が癌という大きな壁にぶつかりましたが、私が仕事を辞めるわけにはいきません。70歳までは絶対に働き抜くと心に誓い、走り続けました。
年金事務所で知った「遺族年金」の大きなメリット
68歳のとき、繰下げ後の年金額を確認しようと再び年金事務所へ足を運びました。結果的に、この決断が私の人生の「勝負」となりました。
相談員のかたに夫の病状を伝えたことで、遺族年金についての驚きの事実を知ったのです。 「あなたの厚生年金は、これ以上増やさない方が得策かもしれません」
遺族年金は、夫の厚生年金の4分の3が対象で、なんと「非課税」なのです。一方で、自分で増やした厚生年金には税金がかかります。
「死ぬまで貰える年金で、非課税。これは本当に大きい」
この言葉に背中を押され、私は戦略を練り直しました。結果、自身の繰下げで4万円から7万円へと年金額を増やしつつ、夫の遺族年金を合わせて月12万円のベースを作ることができたのです。
これからの未来:ブログでつなぐ新しい毎日
今の目標は、今の生活を守り続けること。月12万円の年金と、月5万円のバイト代があれば、贅沢はできませんが、安心して暮らしていけます。
ただ、いつまでもバイトで働ける体力はないかもしれません。
そんなときのために、私は「ブログ」という新しい挑戦を始めました。月3万円でも、自宅で自分の経験を活かして稼ぐことができたら。そう思って、2年計画でゆっくりと歩みを進めています。
ここまで頑張れたのは、亡き夫の支えがあったからこそ。感謝の気持ちを抱きながら、これからもボチボチと、私の日々の気付きを発信していきます。
どんな状況からでも、知識をつけ、行動すれば未来は少しずつ変えられる。そう信じています。
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