【43年越しの謝罪】高校の同級生と再婚した8年間の結婚生活、最期の形。

「ごめんね」と「ありがとう」。 62歳で高校の同級生だった元カレと再婚してからの8年間、私は夫にこの言葉を伝え続けました。

43年前、18歳の時に私が突きつけたあまりに酷い別れ話。大人になってもその記憶は消えず、私の心に深く突き刺さったままでした。

パワハラにも似た日々や、コロナ禍の闘病生活。決して楽しいことばかりではない、しんどい8年間でした。しかし今年4月、夫を看取った今、私の中に残っているのは不思議なほどの「達成感」です。

人生の晩年に、ようやく過去と向き合い、償いを終えることができた——。そんな夫婦の物語を、月命日の今日、そっと振り返ってみたいと思います。

今年4月、夫が逝きました。 月命日を迎えた今日、ふと43年前のあの喫茶店の光景が、まるで昨日のことのように鮮明に蘇ってきました。

私は喫茶店に彼(今の夫)を呼び出した。

先に着いた私は彼を待った

ドアを開けて入ってきた彼はなんだか小さく見えた。

ニコリともせず座った。

その瞬間、私が何を話すのか分かっているんだと思った。

頼んだコーヒーがきた。

「もっと好きな人ができたから別れたい」

彼は顔色ひとつ変えなかった

「アイツか」そう言って名前を言った

「うん」と私

その男性は彼の上司になる。

何十秒か沈黙が続いた。長く感じた・・・

「俺は、いいなって思う女性がいても、君に悪いからと我慢したのに・・・」と言った

返す言葉が無い。

また沈黙が続いた。さらに長く感じた。

両肩を落としてる彼。ますます小さく見えてきた。

私はずっと彼を見ていた。目が離せなかった。

下を向いたまま私と目も合わせようとしない彼。

別れないとか、別れたくないとも・・・何も言わない。

私はなんと酷いことをしているんだろう・・・ごめん・・・本当にごめん

心の中でそう思った。

暫くして・・・私をじっと見た。

「アイツとは絶対幸せにはなれないよ。」

小さい声ではっきり言った。

また返す言葉が無い。

何かもっと言いたそうに見えたが・・・

「分かった」低い声で・・・

そう言って立ち上がると、早足で振り向かず出て行った。

その背中に「ごめん!ごめん!」と何回も心で言った・

こうして高校生の時からの2年間の付き合いにピリオドがうたれた。

天国の夫へ。

何十年もずっと忘れられなかった、あの喫茶店の別れ。「あのときは、本当にごめん」もう謝らなくていいよね。

そして、こんなおばあちゃんと再婚してくれて「本当にありがとう!」

自由にしてくれて「ありがとう〜〜」

#3回目の結婚日記 #70歳 #別れ #再婚 #心残り #達成感

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